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2015.09.28 07:16 投稿

【精緻な描写・濃密な時間感覚】『乙嫁語り』

【精緻な描写・濃密な時間感覚】『乙嫁語り』_thumb
Kyoko Kikuchi

漫画は娯楽で、消費するもの。流れるように漫画を読むのも楽しいですが、どうしても一コマ一コマに視線が釘付けになってしまう、そんな漫画も素敵です。『乙嫁語り』の魅力について語り合いたい!

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4924:Kyoko Kikuchi 2015.09.28 07:19

『乙嫁語り』の舞台は19世紀後半の中央アジア、カスピ海周辺の地域。タイトルにもあるように「乙嫁」を中心に、雄大で過酷でもある自然のなかで耽美な文化を紡ぎ上げる人々の生活と、また暴力や血縁、冒険の物語を描いた作品です。

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4925:Kyoko Kikuchi 2015.09.28 07:24

最も評価されている点はやはりその精緻な描写でしょう。細かく、正確で資料的でさあえある描写は、物語としての漫画表現を飲み込んでしまうような時間感覚を読む者に引き起こします。描く時間と、虚構内で紡がれる対象の時間とが重なり合うかのように、文化と自然の深さの印象を読者に滲ませます。

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4926:Kyoko Kikuchi 2015.09.28 07:29

やや説明的であるがゆえに冗長な印象を与える時もありますが、物語の時間と語りの時間とが読者のなかで癒着されたとき、読む体験が知る体験を越えて、まざまざしい体験内体験として印象を強めます。そのための装置として文化的な他者も設定されており、饒舌な語り手を排除するように、また物語の推進力を保つように工夫もされています。

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4927:Kyoko Kikuchi 2015.09.28 07:37

読んでいて気持ちがイイ漫画です。人が生きた時間を感じさせる作品だと思います。描く対象と読む対象への配慮がかなり意識的に行われいるため、納得ではなく同時的な理解が働くように文化・生活が描かれています。言語的な分野へのアプローチがもっとあれば個人的にはサイコーですが、漫画なのでやはり魅力的な絵が多い方がいいかな、とも思います。

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